君津 | Music Studio 藍

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「君津」
  • BLOG2023.01.23

     私は楽譜を書く時にFinaleというソフトを使っています。今年に入って4日の仕事始めから、このFinale君と毎日のように格闘しております。1つは、フルート、オーボエ、クラリネット、ピアノのカルテット用の楽譜作り。アレンジというより採譜で、こちらは何とか納品終了。タヒチアンダンスに生演奏で使いたいとのこと。ピアノの録音をこれからしなければならないからまだ終了ではないですね。

     そして昨年から指導と伴奏をさせていただいている混声合唱団の楽譜作り。細かい音符を見るのが私と同じように辛い年齢の方が多いので、Finale君に大きな楽譜にしてもらいました。そして、「今年歌いたい歌」でリクエストしていただいた歌の混声3部合唱の楽譜がなかったので、アレンジをしてFinale君と楽譜作り。合唱曲へのアレンジは本当に久しぶり。まして混声合唱へのアレンジは大学時代、サークルで歌う「レ・ミゼラブル」の挿入歌をアレンジして以来です。次の練習で実際に音を出してみてどんなハーモニーになるのか、楽しみです。でもちょっと怖いかも・・・

     Finale君と仕事をしていると卒業作品を作っていた地獄の日々を思い出します。私は教育音楽学科第Ⅱ類(当時リトミックの専門学科)で、一般大学の卒論に値するものが「卒業作品」でした。当時、ジャズに夢中でチャーリー・パーカーだの、ジョン・コルトレーンだの、ウェイン・ショーターだのというサクソフォーン奏者に魅了されていたので、サックス3本とピアノのための曲を作りました。ところがこの移調楽器の楽譜を作るのが大変!夜中に作業しているとだんだん頭がおかしくなってきて、「ドって書いてあったらシのフラットだっけ?」「シのフラットって書いてあったらドの音が出るんだっけ?」と(笑)しかも当時は手書き。ワープロが世に出始めたばかりの頃でした。友人と「楽譜を書けるワープロができてボタン一つポンと押せば一発で移調できるようになったらいいのに」と話していました。そういう時代が来たのだなぁとFinale君とお仕事をしていると感慨深い気持ちになります(笑)

     本来、機械とか電化製品とか苦手なのですが、今年はFinale君と仲良くなりたいな。

  • NEWS2023.01.11

     久しぶりに大人の生徒さんの新年会をしました。

     ずっと以前から年に1回~2回、食事会をしながら日頃のレッスンの成果を発表し合うというイベントを自宅で開催していて、海辺の民宿で合宿をしたこともありました。大人の生徒さんは「癒し」だったり、「小さい頃からの夢」だったり、「趣味」だったり、「職場で必要」だったりと、無意識かもしれませんが目的があります。と同時に「ピアノのレッスンとはこういうもの」というイメージが固定されていたりもします。そんなイメージを壊していただきたいのと、色々な音楽の向かい合い方があることに気づいていただけたら嬉しいなと思って開催してきました。

    というより、みんなで音楽を楽しみたいな。仲良くなって欲しいなというのが本音です。

      この日は新しく入られた3人の生徒さんもすっかりうちとけられていて、色々な会話が弾みました。演奏はピアノだけではなく、津軽三味線を習っていらっしゃる方が演奏を披露してくださり、お正月に津軽三味線を生演奏で聞けるなんて幸せ!84歳の母も「エリーゼのために」を演奏。

     今年はコロナが心配でしたので、麺’s Dining司さんの松花堂弁当を注文して、私は豚汁だけ作りました。皆さん、ゴージャスさにびっくりでした。

  • BLOG2023.01.04

    新しい年が明け、今日から仕事始めです。
    昨年の反省を踏まえ、今年はホームページの更新をこまやかにしていきたいと思っています(笑)

     今年は、こども園のリトミックを担当して3年、初めてリトミックを経験した年少さんがこの春で卒園となります。保育園、幼稚園でリトミック講師を経験してきましたが、月2回というペースが多く、毎週レッスンを積み重ねてきた生徒さんは認定こども園木更津みらいさんが初めてです。1クラス35名前後で1クラス30分。こんなにも成長してくれるのかと驚いています。全音&半音の聞き分けや単純拍子と複合拍子の違い、リズムを書いたりすることは、もしかしたらこの先、意識して使うことがないかもしれません。でも、スポンジのようにあらゆることを吸収し、身につけていくこの年齢になるべくたくさんの引き出しを作っておきたいとレッスンに臨んできました。楽しく、遊び感覚で。卒園してしまったらお会いすることはほぼありません。ところが偶然、幼稚園でリトミックを経験した子供さんにお会いする機会に恵まれたことがありました。私がお世話になっている音楽教室Piacere!の秋の発表会でのこと。その生徒さんはフルートで発表会に参加していました。8分の6拍子の曲をとても素敵に演奏していて、その身体の動きがリトミックで経験してきたことが生かされているなぁと感じるものでした。多分、この地域でリトミックを経験した子は3000人を超えていると思います。どこかで自分の音楽を見つけてリトミックで経験したことが生かされていると嬉しいなぁと思います。

    新型コロナウイルスの感染が拡大してから3年、積極的なリトミックの生徒さんの募集はしてきませんでしたが、今年からまた本格的にカルチャー君津でのリトミック・クラスの生徒さんを募集していきたいと思います。そして、以前から依頼のある大人のリトミッククラスの開講も準備を進めていきたいです。音楽に合わせて身体を動かし、歌を歌い、ゲーム感覚の内容で「脳トレ」と「筋トレ」の両方のサポートになるような内容にしていけたら良いなぁとイメージしています。70歳以上のリトミックでは、デイサービスの空き時間をお借りして6人くらいの少人数のリトミックをしていたのですが、コロナの影響で休止したままです。こちらも会場を見つけて再開にこぎつけていきたいです。

    そして昨年から始まった富津市の混声合唱団「ばら座」での活動も楽しみです。

    リリムジカでの高齢者施設での音楽プログラムは、コロナ感染拡大の影響により、1施設のみ再開していますが、毎回、とても楽しみに1時間の道のり通っています。再開される施設が増えると嬉しいですが、まだまだコロナの影響が安心できる状況ではないので、ゆっくりと待ちます。

    皆様にとって今年が素敵な一年になりますように。

    本年もどうぞ宜しくお願いいたします。